初心者相談室



こうさまのご質問です

早速ですが、質問させてください。
バイクを冬支度(長期保管)する際、オイルは支度前にするべきでしょうか、後にするべきでしょうか?





こうさま

はじめまして

バイクの「冬眠」についてですね!

かく言うおいらの地元も、一応「雪国?」の端くれで・・・
多少は、雪も降り(寒いし・・・)冬はどうしても乗らなくなってしまいます。
2〜3ヶ月乗らない期間が出てきます。

そんなときの保管方法を!









  • オイル交換はしてから?

    理想的には〜オイル交換をしてからのほうが良いのです。

    • 理由1:ほんの僅かですが、使用したオイルとクランクケースの中は「湿度」が高くなっています。
      湿気は〜大敵ですから!

    • 理由2:使わなく(走らなく)てもオイルは劣化するから。
      これは、「酸化」すると言いまして、簡単に言うと「錆びる」のと同じです。

    • 理由3:オイルの汚れがクランクケースの底に溜まるのを防ぐため。
      オイルの汚れ=スラッジが分離して、ヘドロ状になって底に溜まってしまうのを防ぐためです。

  • 冬眠明けはそのままでいいの?

    上の理由で、冬眠から覚めて、乗り出す前には、オイル交換をすることをお勧めします。

    ですが・・・
    もったいない!ですよね・・・

    冬眠期間に入れておくオイルは、バーゲン品の格安!オイルで充分です!
    ただ入れて〜抜くだけですので!

    春先に、普段入れているオイルと交換してあげてください!

    もし無理なようでしたら、冬前(冬眠前)に普段のオイルに交換して、そのままでもかまいませんが、せめて夏前(夏はオイルにもツライ季節ですので!)には、交換してください!










他にやっておくこと
  • ガソリン満タン

    これは。タンク内の錆を防止するためと、ガソリンの変質を防ぐためです。

  • キャブのガソリンを抜く

    ちょっと難しいかもしれません。

    • 負圧コックじゃないバイク


      負圧コックじゃないバイクの場合は、コックを「OFF」の位置にしてエンジンが止まるまでの間アイドリング(空ぶかし?ご近所迷惑にならないように!)しておけば、キャブのガソリンが無くなってガス欠で止まります。

    • 負圧コックのバイクの場合


      キャブの下のほうに、ガス抜き用のネジ=ドレンボルトがありますので、それを緩めるだけで抜くことができるのですが・・・

      左CBX,右XTです。CBXは緩めるだけ、XTは外します。

      これはCRMです。こちらも緩めるだけで抜けます。

      「わからない」とか「できない」と思いましたら、無理せずに、そのままでもかまいませんが、上記の「ガソリン満タン」を励行してください。

      もし、ガソリンを抜くときには、引火性ですのでくれぐれも「火災」には注意してやってください!

      なを、負圧コックのバイクで、キャブのガソリンを抜いたときには、冬眠あけにエンジンをかけるとき、コックを「PRI」の位置にしてキャブ内にガソリンを送っておいてください。

      エンジンがかかったら「ON」にしてください。

      その他のバイクは「ON」にしてかければOKです!










  • バッテリーについて

    最近のバイクの殆どはセル付きで、バッテリーが上がってしまうと、エンジンをかけるのに、とっても苦労しますよね・・・

    ですから、冬眠中のバッテリーのお手入れ

    • バッテリーを外す

      バッテリーは、自分で勝手に「放電」します(=自己放電)。配線がつながっている状態ですと減りが早いので外します。

      殆どのバイクは、シート下か、サイドカバーの中にばてリーが納まっているはずです。

      CBX250Sはここ、右サイドカバー内にあります。

      配線を外すときには必ず!「−」(黒)から外します!「+」からはずすと・・・


      ショートして火花が出るときがあります。最悪破裂!することも・・・

      かならず「−」から外してください!

    • バッテリーを洗う?

      バッテリーはキャップを外さなければ、水洗いしても問題ありません。

    • ついでにチェック!

      ついでですから、液量をチェックしておきましょう。

      「UPPER」と「LOWER」の間にあればOK!足りないときには「オートバッ○ス」とかで、「バッテリー補充液」を買ってきて、継ぎ足しておきましょう。


      ☆ここで注意!

      バッテリーの中の液体は「希硫酸」です!

      液が減っている=濃度が高い!

      素肌にかかると大変(特に!お嬢様方!ご注意を!)ですので、細心の注意を払って扱ってください。

      もし難しいようでしたら、外したバッテリーを持って、バイク屋さんにGO!


    • 保管方法

      上記の、お手入れをして、できればバイク屋さんにお願いして「補充電」してから、できれば、古毛布、古タオル、ダンボールなどに包んで「室温保管」が理想なのですが、難しいと思いますので玄関あたりの邪魔にならないところ(蹴っ飛ばしてひっくり返ったら大変ですから!)にしまっておくのが一番です。

    • 冬眠から覚めたら?

      できれば、再度、バイク屋さんで「補充電」してから、取り付けすれば!最高です!










まだまだやること!

あるんですよ!

  • 洗車

    やっぱり保管前には洗車をしましょう!

    別に特別な洗車は必要ありません。

    普通にきれいにしてあげれば充分です。

  • 給脂

    冬眠前に一年の苦労をねぎらって、各部に脂を差しましょう!

    • チェーン

      汚れてますか?

      洗車のときに、古い歯ブラシとマ○レモンでごしごしして、できれば、灯油(CRCでもいいけれどシールチェーンを痛める時がありますので・・・)をウェスに付けて拭いてやるときれいになります。

      こんなケミカルもありますよ!

      チェーンオイルを付けてまた、ウェスで拭いて、もう一度付けて終わりです。

      ☆絶対にエンジンをかけて、後輪を回してやらないでください!指がなくなります!(実話!)

      回すときは手で回してください!

    • その他の動くところ

      CRCで充分ですが、「きれる」のも早いので、できれば、冬眠から覚めたら分解して「グリス」などを付けてあげてください。









そこまでは、面倒くさい!って人は!

  • ガソリンだけはできる限り満タンにする。

  • 1〜2週間に一度はエンジンをかける。(10〜20分くらいアイドリングさせて置く)

  • できれば乗る!

をしてれば大体大丈夫だと思います。








最後に本体の保管方法

  • できる限り、雨、雪のかからないところに、古毛布を掛けてから車体カバーをかけ、盗難防止のロック!をがっちり掛けておくこと!

  • 置き場所が、水溜りになったりしないこと!

  • 風などで、車体カバーがめくれたりしないこと。

  • やはり、天気の良い日に1〜2週に一度はカバーを外して、日向ぼっこ!!させてあげましょう!

また来る春のために!




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