バイクのいろいろなところによく”遊び”というものを見かけます。
よく聞くのは「レバーの遊び(ブレーキ、クラッチ)」や「チェーンの遊び」です。
動く部分には必ず「遊び」や「クリアランス」と云うものが必要で、これが無いと、まったく動かなくなってしまったり、正常に作動しなかったりします。
さて、難しいのは〜どこまでが「遊び」でどこからが〜「ガタ」なのか?(笑)
今回はこのお話♪
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☆ クリアランス
- クリアランスは動く部分には必ず必要なもので、これがないと
動きが重くなったり、最悪の場合まったく動かなくなってしまったりすることがあります。
例えば、ブレーキのパッドとディスクの間にまったくクリアランスがなければ、ホイールは回らず、バイクは動きません。
このように動く部分殆どには「クリアランス」がありこれは規定されていますが、これは使用しているうちに多くなう傾向があります。
上の画像(クリックすると大きい画像がご覧になれます)のアンダーラインの部分は、ピストン回りのクリアランスの指定ですが、その上限が指定されています。
バイクでよく言う「クリアランス」はこういった機械的な部分によく使われます。
例えば4stの「バルブクリアランス」などのように。
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☆ 遊び
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遊びとは、操作部分や駆動部分に使われる「クリアランス」のことで、機械部分の「クリアランス」とは区別されています。
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遊びは、比較的変動が多く、まめな?(機械部のクリアランスに比べて)調整が必要になります。
アンダーラインは、サービスマニュアルに記載されているブレーキレバー、ペダルの遊びの量です。
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☆ ガタ
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ガタとは、遊びの増えたものや、緩みによるものなどです。
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殆どの場合は、ガタはあってはいけないもので、遊びの増大や、クリアランスの増大によるガタは、故障の原因になり、
ゆるみなどによるガタは、破損の原因や、ひいては事故の原因になることがあります。
ですので、お手入れや、洗車のときに〜ほんの少し気をつけてみてください。
遊びとクリアランスとガタの違い。お解りになりましたでしょうか?
人もバイクも、適度な!「遊び」が必要ということで!(笑)
遊び過ぎはよくないということです(って自分が一番の遊び人?・・・)
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